祇園祭前祭の山鉾巡行のBS11・KBS京都)での中継を観た。今年は,快晴だったが,かなり暑い様子だった。昨年は激しい雨が降り続き鉾も山も雨よけのビニールで覆われていた。中には,昨年,調度品を新調しようとしたが,大雨でできなかったので,今年,初披露となった例もあった。一昨年のように鶏鉾の車輪が割れたり,蟷螂山のカマキリの手が取れたりするといった事故はなく,全て観たわけではないが,平穏に終わった。
中継の出演者は,KBS京都のアナウンサーと解説者,それにゲスト,レポーターである。ゲストは女優が多い。今年は高岡早紀だった。役どころがはっきりしていて需要の絶えない女優である。高岡早紀は,例えばNHKBS『京都人の密かな愉しみ Rouge-継承』など京都が舞台のドラマに多数出演している。京都や祇園祭の知識も十分と思われるが,何も知らないふりを最後まで演じていた。テレビ局の演出意図に忠実だったのか,あるいは自分で役割を理解したのか,それとも面倒だったのか。
8月には,同じ京都の「京都五山送り火」の中継があった。2010年までは,何回も京都で観た。しかし,2011年以後は,抵抗があって観ないことにしている。東日本大震災のあった2011年の8月に送り火で陸前高田の松で作った薪を焚くという計画があった。「送り火 薪の使用中止 被災地2度悲しませた」(読売新聞,2011-08-13)の記事にあるように薪から少量のセシウムが検出されたということが「京都五山送り火連合会」でことさらに重大視され,結局,陸前高田の松で作った薪を焚くのは中止になった。陸前高田の人々が裏切られたと感じるのが当然であり,また,当時は感情に訴える報道も多く,そのため京都人バッシングまで起きてしまった。作今は担い手不足,高齢化,薪の入手困難などで送り火自体の存続が危ぶまれているらしい。
NHKBSで「生中継!秋田大曲 全国花火競技大会2026」を観た。番組解説には以下のように記載されていた。
明治時代からの伝統を誇る全国花火競技大会「大曲の花火」(秋田県大仙市)。内閣総理大臣賞をかけた迫力の競演を3時間にわたって生中継!一発のまるい花火の美しさを競う「芯入割物」と,形を問わない「自由玉」,音楽に合わせた演出力が問われる「創造花火」の三部門。競技の合間に打ち上げられるスターマインなど仕掛け花火や圧巻の迫力で大人気の「大会提供花火」に酔いしれる。ゲストの小芝風花が「大曲の花火」を初体感!
この中継で,花火についてこれまでほとんど知らなかったことがよくわかった。しかもこれは,競技会である。地元のアナウンサー二人と主催者に加え,小芝風花がゲストだった。落ち着いた浴衣姿の小芝風花は,28組の花火師が打ち上げる花火について,3時間にわたってひとつずつ的確な感想を述べていく。番組の流れをよく読み,花火と花火師に対する気遣い,それに素直さや人柄の良さが感じられた。