予想通りの大敗と意外な優勝

 

 2015年のラグビーワールドカップで,日本代表は,南アフリカに勝った。そして,10年経ったので,日本は世界ランキングは13位なのに無理矢理,ランキング1位の南アフリカとの試合を組んでもらった。

 10年前と比べて,はるかに国際試合の経験が乏しく国内のリーグワンでも出場機会が少ない選手からなる日本代表と経験豊かで隙がなく有力な若手も成長している南アフリカとの試合は,2025年11月1日,ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われた。試合前にエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチは「若手にとっては試練で,自分たちを試す良い機会」,「レガシーを引き継いでいくことが大事。あの時以上のパフォーマンスをする責任を果たしたい。自分たちが歴史をつくる機会」と述べていた。

 しかし,日本代表が勝つことができると予想するのは難しかった。70-5くらいで南アフリカの勝利と予想した。100点取られることもあり得ると思っていた。

 雨の降る中で行われた試合では,南アフリカは着々と加点していった。スタンドオフのサシャ・ファインバーグ=ムンゴメズル選手が大活躍,日本は反則が多く,一時退場者を出し,モールでトライされ,キックをあげても南アフリカボールになることが多いという力の差を見せつけられた。結果は,南アフリカ61-7日本だった。

 日本代表のヘッドコーチは,「キーエリアで劣勢になってしまった。ボールを取ってもネガティブなシチュエーションのポゼッションで自分たちの展開に持ち込めなかった」と感想を述べていたそうだ。最初からわかっていたことではないか。なぜ,こうした試合が組まれたのかわからない。

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 MLBのワールドシリーズはドジャースとブルージェイズが共に3勝をあげ,第7戦で決着を付けることになった。全体的にブルージェイズが優勢であり,10月30日に3勝2敗としてホームのトロントに移るので,ほぼ確実にブルージェイズが優勝するだろうと予想した。ところが,31日にドジャースは必死の継投で,何とか3-1で勝った。しかし,それでも打撃陣が好調で,投手も頑張るブルージェイズが有利と思えた。11月1日の第7戦も,ブルージェイズが先行し,ドジャースが追いついていくという展開になり,同点で迎えた11回に大変な苦労をしただろう功労者のドジャースのスミス捕手がホームランを打ち,これが勝ち越し点となって,ドジャースが勝って二連覇となった。

 日本人選手の貢献度が高かったし,ドジャース側からひりひりする思いをして観ていたが,チームとして優れたブルージェイズが勝っても仕方なかった。それに,トランプ米大統領に無理難題を吹きかけられているカナダに勝ってほしいという面もあった。