ラグビー準日本代表が惨敗,先は暗い

 ラグビー日本代表は,これから強豪と国際試合を行うが,2025年10月18日に大阪のヨドコウ桜スタジアムでその前哨戦となる試合があった。準日本代表であるJAPAN XVが準オーストラリアであるオーストラリアAと対戦した。JAPAN XVは若手がほとんどで,23人中15人が代表未経験で,さらには国内リーグのリーグワンの出場経験の乏しい選手も含まれている。一方のオーストラリアAの先発選手の半分は,正代表ワラビーズの経験者だった。

 前半は7-33,終わってみれば7-71と惨敗だった。JAPAN XVは,最初のうちは,「高速」のパスが見られたが,効果をあげなかった。オーストラリアAは,ボールを得れば簡単に日本の防御を突破し,すぐにトライをしていた。さらに,マイボールのラインアウトをほとんど獲得できないので,攻撃の起点ができなかった。

 後半の15分にオーストラリアAの選手が退場となり,さらに30分にはもう一人が一時退場となった。こうしてJAPAN XVは15人,オーストラリアAは13人となったものの,数的優位があっても得点できなかった。

 今の日本代表のヘッドコーチは,昨年来,どうやら日本の若手を育て,経験を積んで貰って2027年のラグビーワールドカップに間に合わせたいと思っているらしい。確かに,国内には,高校や大学では優れた選手はいるが,外国人選手やベテランが起用されているリーグワンでは,日本人若手は埋もれてしまっている。その選手たちを引き上げたいのだろうが,なぜか,育成の結果が出ない。一方,日本代表も,昨年と全く同じで,ランキングの下位のチームには勝つが,上位には勝てない。もっとも7月にはウエールズに1勝したが。

 今回の対オーストラリアA戦の大敗の影響は大きい。日本代表は,ランキング13位であるが,来週は7位のオーストラリアと対戦し,その後はアウェーで,1位の南アフリカ,3位のアイルランド,12位のウエールズ,11位のジョージアと連戦する。おそらく全敗だろう。なぜ,南アフリカと対戦したがったのかよくわからない。10年前にワールドカップで南アフリカに勝ったが,あの時より,南アフリカは強くなり,日本は弱体化している。

 今の日本代表のヘッドコーチは,それでもまだ続けるのだろう。